ロータリー・ボランティアについて

関連情報
国際ボランティア個人登録書式*

ロータリー・ボランティア・プログラムは、ロータリーの標語である「超我の奉仕」を具現化したものです。ロータリアンは、援助を必要とする人々に奉仕するために時間と労力を提供すれば、誰でもロータリー・ボランティアであるとみなされます。

プログラムでは、ロータリアンは各自の職業的スキルを生かすことができるプロジェクトに直接かつ積極的に参加するよう奨励されています。ロータリー・ボランティアは、地元や海外で援助を必要とする人道的プロジェクトに奉仕したり自分の専門分野を生かすことのできる機会を、ロータリアンやその他のスキルを持つ社会人に提供するものです。

このプログラムは、職業奉仕部門を通じて実施され、3つの異なるレベルで機能します。

ロータリー・ボランティアは、多くの場合、ロータリーのプロジェクトの成功のカギとなります。ボランティアがどのように違いをもたらすことができるかの例を、ここにいくつかご紹介します。

Rotary Volunteers  ロータリーボランティア

ロータリー・ボランティア・プログラム

世界のロータリアンは、「超我の奉仕」というロータリーの理想を日夜、行動に移しています。ロータリアンはボランティアとして、恵まれない人々の生活の質を改善するために、自らの貴重な時間と技能を提供します。

ロータリーは、地元地域社会ならびに世界に奉仕する機会をロータリアンに提供します。一方、ロータリー・クラブは地元地域社会で差し迫った問題に取り組むプロジェクトを実施しますが、海外のロータリー・クラブと協同して国際プロジェクトを手がけることも珍しくありません。これらの活動の成功の鍵を握っているのが、幅広い経験と才能をもつロータリアン・ボランティアです。

ロータリー・ボランティア・プログラムは、奉仕を積極的に現場で行うようすべてのロータリアンを奨励し、ロータリーの要である社会奉仕と国際奉仕の精神に明確な構造を与えます。

「人間には、困っている人を見たらすぐさま助けたいという衝動が備わっています。必要な援助の大小にかかわらず、その衝動を行動に変えようという決意を持っているのが、ロータリアンです

私は、ロータリアンがこの自然な、素晴らしい行動を取り続けるよう激励します」

 

 

ロータリー・ボランティア・プログラムの目標

o ロータリアンならびにロータリアンでない人々に、地元をはじめ様々な地域社会に、特別な専門知識や技能を必要とするボランティアの機会が存在することを、広く知ってもらいます。

oクラブおよび地区に、自分たちの奉仕プロジェクトにボランティアを起用することの恩恵を理解してもらい、地元にはいない専門知識や技能を持ったボランティア探しを手伝います。

oロータリアンが、ロータリーの支援する奉仕プロジェクトをはじめ、その他の団体のやりがいあるプロジェクトに奉仕する機会を探し出すのを手伝います。

o理解と親睦、親善を助長するあらゆるボランティア活動に参加するよう、ロータリアンを奨励し、助けます。

oロータリー・ボランティア・プログラムの奉仕をRIとロータリー財団プログラムに提供し、ボランティアの効果を増進します。

o教育、保健、農業生産、適切な技術、衛生、携帯用水、商業の拡張などを通じて、世界的な貧富の差を減らし、人々の生活を改善します。

2 ロータリー・ボランティア要覧

ボランティア:国内外におけるボランティア活動の指針

地元におけるボランティア活動

「ロータリーは、地域社会ボランティアの世界的ネットワークです」ロータリー・ボランティアは、地域社会で援助を必要としている人々のために、毎日、時間とエネルギーとを投げ打っています。ロータリーの事業は、ここから始まるのです。海外における奉仕の機会に比べ、ロータリアンにとって多数の奉仕の機会が地元にはあります。地元で必要とされている奉仕とその価値は、想像している以上に大きく重要なもので、軽く考えるべきではありません。

 

はじめに

地元地域社会では、どのようなボランティアを必要としているかを把握します。高齢者に交通の便を図ったり、目の不自由な人々に書物を読んであげたり、読み書きのできない成人の家庭教師を務めたりすること、また、多感な10代の子供たちの相談役となったり、ホームレスの収容施設で食事の配給を手伝ったり、公園の清掃日を計画したりといったような様々な奉仕が必要とされているかもしれません。

次に、自分が提供したい技能が何であるかを決めます。あなたの職業技能を活かせるプロジェクトを選びたいかどうかを考えます。時には、職業技能に加えて、あるいはそれとは別に、自分の趣味や関心事項に関連した知識や技能を活かしたいと考える場合もあるでしょう。やる気と柔軟な姿勢だけで、十分に役に立てることもあります。

地元地域社会に存在するボランティアの機会を探し当てる

o ロータリー・クラブの委員会委員長(ロータリー・ボランティア、職業奉仕、社会奉仕)に、ボランティア活動に関心があることを知らせます。クラブの社会奉仕プロジェクトに参加します。

o 地区のウェブページか国際ロータリーのウェブサイト:www.rotary.orgにある社会奉仕プロジェクト・データベースで、地元で継続的に実施されている奉仕プロジェクトにボランティアとして参加する機会を探します。

o インターネットで検索すると、他のボランティア団体に関する豊富な情報が得られます。この表には、求められているボランティアの種類の概要と詳細を知りたい場合の各団体の連絡先が記載されています。

o 新聞も、素晴らしい情報源となります。ボランティアを必要としている地元の団体や地域社会の催しなどが掲載されていることが、しばしばあります。また、地元のグループによる活動について書かれた記事で、興味を惹かれるものがあったなら、連絡してみましょう。ボランティアの援助を必要としているかもしれません。

o 図書館や本屋、教育機関にも、非営利団体の名簿があります。最新の情報を得るには、地元の図書館の調査依頼受付に連絡してください。