Share System シェア・システム
ロータリー財団に寄付をしますと、その額に応じて奨学金受給件数が増えたり(追加奨学金)、見返りとして褒賞枠を得ることができましたが、1994〜95年度から、シェア・システムを寄付使途の配分に使ってきました。地区の年次寄付と恒久基金収益の60%をDDF(地区財団活動資金?District Designated Fund)と言い、40%をWF(国際財団活動資金?World Fund)と言います。地区はDDFについて、その使途を決定することができます。
2001年11月の管理委員会決定で、2003‐04年度の寄付金より、DDFとWFの比率がそれぞれ50%となります。皆さまのシェア配分に影響を及ぼすのは、その3年後の2006‐07年度からです。従来と同額のDDFを使うためには、寄付を20%増やさなければなりません。
DDFの使途を決定するために、前ロータリー年度まで5人の地区指導者(直前ガバナー、現ガバナー、ガバナー・エレクト、ガバナー・ノミニー、地区財団委員長)がシェア選択決定ワークシートに署名していましたが、2003年7月1日より、地区財団委員長1人の署名となりました。
DDFを、人道的分野、教育的分野、プログラム強化分野、寄贈分野に配分します。人道的分野は、マッチング・グラント、地区補助金などです。教育的分野は奨学金、研究グループ交換で、プログラム強化は研究グループ交換に伴うオリエンテーション、語学研修、GSEチーム・メンバーの追加などです。寄贈は世界平和奨学金などです。DDFをこの4分野に配分していますが、分野ごとに繰越時期が異なりますし、分野間の移動手続など煩雑なため、現在、手続を簡素化する方向です。2005-06年度から4分野を廃止し、地区に単にDDF総額を通知するという形式になります。補助金を受け取ったり、奨学金が承認される都度、DDF総額から差し引かれ、未使用額は次年度に繰り越されます。